そして下僕は途方に暮れる

感じるな、考えろ。

「大根もち」と「たくわん」

たいして広くもない裏庭で家庭菜園をしている。今は秋に植えた大根とブロッコリーが収穫の時期を迎え、3人家族には十分なくらいの実りをもたらしてくれている。
ブロッコリーはちょうど良い間隔で新しく実をつけてくれるので、収穫→消費→収穫・・というサイクルが出来上がっている。

裏庭のブロッコリー

大根の消費に毎年頭を悩ませる

しかし大根は同じタイミングで同じように収穫の時期を迎えるので少し厄介だ。我が家で今シーズン植えている大根は16本。量を抑えているのは、以前はもっと多く育てていた時期もあったが、シーズン終盤にどうにも消化できず、最終的に廃棄してしまったという苦い経験があるからだ。
それでもそのわずか16本の大根でさえ、使い道に頭を悩ませている。我が家の大根の使い道は主に、おでん・ぶり大根・柚大根・大根おろし 以上。

大家族ならまだしも、3人世帯の我が家ではどのコンテンツも少しインパクトが弱く、そもそも僕はあまり大根が好きではないので余計に消費が進まない。
そこで大根の消費促進も兼ね、新メニューの開発に乗り出した。そして完成したメニューが「大根もち」と「たくあん」の2つである。

大根もちはヘルシー

大根もちは大根の使用量が少なく消費量が限られると思われたが、思いのほか家族からの評判が高く、1回の調理で1/2本くらいは消費できることがわかった。予想外の大ヒットだ。


ー我が家の大根もちレシピー
(材料)
・大根 300グラム(すりおろして水分を切る)
・片栗粉 大さじ5
・鶏スープ粉 小さじ1
桜海老 大さじ1(水で5分間戻してみじん)
(作り方)
・材料を全部混ぜる
・卵焼き機で焼き色がつくまで両面焼く
・一口大に切り分ける

具材はベーコンやハムを入れてもOK。つけダレはポン酢+ラー油がよく合う。
最初は試しに上記の分量で作ったが、全く足りなかったので今は倍量にして作っている。娘いわく「大根が主成分なのでヘルシーな感じがして、たくさん食べても罪悪感が無い」らしい。

確かにカロリーの大半を占めているであろう片栗粉は、大さじ1杯で30kcal、上記の分量だと150kcal程度の計算隣、独り占めしたとしてもしれている。我が家ではフッ素加工の卵焼き機なので、油もほぼ使わないからなおさらだ。

年頃の娘は食べることが大好きなので、せめて大根もちくらいは腹一杯食べてもらいたいと思う。

とりあえず大根を干してみる

そしてもう一つのメニューであるたくわんであるが、こちらは現在生産中。
全く初めての作業だったのでネットで調べてみたところ、まずは大根を干すところから始まるようだ。その後の工程は、糠に漬けるという共通点はあるものの、細かい部分はいろいろな流派があるので一旦保留。なのでとりあえず干してみることにした。
干しかたも人によっていろいろな方法があるようだったが、一番オーソドックス(だと思っている)な縦吊りをチョイス。

干した大根

いっきに「田舎の軒下」感が増した(もともと田舎なのだが)
約2週間くらい経って、クニャッと「くの字」に曲がるくらいまで水分が抜けたら漬け頃だという。
それまでに漬け方の戦略を練っておくとしよう。