そして下僕は途方に暮れる

感じるな、考えろ。

老後について考えるようになった

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僕は今年50歳になる。「老後」なんて言葉は、ずっと遥かかなた先の事のよう思っていたが、最近急接近してくる感がしている。
きっかけは先日朝のNHKニュース”おはよう日本”の『沈む中流』という特集を観たことだ。

番組の内容は、退職金が想定外に低かったことで老後のプランが崩れてしまった男性の話。在職中に給与体系が成果報酬に変わり、昇給が緩やかになったことで退職金が少なくなったようだ。
この男性の場合、退職金で住宅ローンを一括返済する計画だったがそれが叶わず、毎月20万円の赤字。その結果、退職後の3年で退職金の2/3を使ってしまったらしい。

退職金は年々減っている

番組内の厚生労働省の資料(大卒定年退職者の平均退職金)では、2018年の平均金額は2003年から30%ほどダウンしていると説明していた。金額になおすと700万円近く差が出たことになる。
そもそも退職金はその昔企業が従業員に長く勤めてもらうために導入された制度だが、転職が一般的になったこと、業績が悪化していることを背景に退職金を下げる企業が増えてきているらしい。

収支の見える化

ではどうすれば老後の不安に対処できるのか。番組では「収支の見える化を提唱していた。具体的には収入(年金・退職金がいくら入るか等)と支出(生命保険・通信費・ローンの残債など)を詳細に洗い出し、無駄な出費がないか確認していくというものだ。
確かに僕も自分がいくら年金がもらえるのかわかっていない。それどころか年金制度自体よくわからないし、もっと言えば気にしたことがない。妻に聞いてもほぼ同じリアクションだ。

とりあえず年金について調べることから始める

老後の資金計画というとそうだにな感じがするし、「めんどくさい」のが正直なところだ。ただこの先の人生設計を立てる上で、お金は大切。僕の場合、もっと老後のお金に関して関心を持っておくべきだろう。

ということで、とりあえず年金とは?みたいなところから始めてみることにする。
ふむふむ、年金は3階建てなのか・・(やはりめんどくさいなあ)