花の72年組
今女性アイドルといえば、〇〇〇48や△△坂など大所帯のグループが中心だ。しかし僕が子供だった頃の女性アイドルといえばソロが当たり前だった。その中でも中森明菜や小泉今日子など、のちに「花の82年組」と呼ばれるスター達が連日のようにテレビの歌番組で輝きを放っていた。
今朝の新聞のスポーツ欄に、『ジャンプ雪印杯49歳葛西V』という小さな見出しを見つけた。いうまでもなく、葛西とはスキージャンプ界の”レジェンド葛西紀明”のことだ。冬季五輪史上最多となる8大会出場のほか、41歳でのメダル獲得など、輝かしい実績を誇る日本の至宝だ。そして僕と同じ1972年生まれでもある。
同じ歳の人がテレビに出るようになる
テレビを見ていて出演者の年齢がでた時に「あ この人同じ歳なんだ」と思ったことはないだろうか。僕が最初にそう感じたのは、西田ひかるがでてきた時である。それまでテレビに出る人というのは自分より年上なのが当たり前という感覚だった。しかし西田ひかるの登場で「ああるいに同じ
歳の人がテレビに出るようになったんだ」と不思議な感覚に陥ったことを覚えている。それからSMAPがテレビに出るようになると、中居くんとキムタクの2人が自分と同じ歳だということもあり「あいつらも頑張ってんなぁ」と訳もなく高い位置から応援していたものだ。
1972年生まれの有名人
以降自分と同じ歳の有名人はなぜか心
に留めるようになった。1972年生まれの有名人をざっとあげても、
堀江貴文(ホリエモン)
貴乃花光司(元大相撲力士/第65代横綱)
高岡早紀(女優)
Ryo(ケツメイシ)
マツコ・デラックス(タレント)
児嶋一哉(アンジャッシュ)
渡部健(アンジャッシュのあの人)
宮川大輔(わっしょいの人)
梅宮アンナ(辰夫さんの娘)
稲葉篤紀(侍ジャパン監督)
谷原章介(王様のブランチ)
なかなかのメンバーだ。しかもキャメロン・ディアスやぺ・ヨンジュンなど海外にも72年生まれの有名人は多数いる。
花の72年組
ではなぜ72年生まれの有名人がこんなにいるのか。いや、他の年生まれでも有名人はたくさんいるという事は重々承知の上で推測をしてみると、出生人数の多さがあげられる。1971年〜74年にかけて、第2次ベビーブームといって生まれた人数が多い時期があった。ピークの73年は約209万人が生まれている。
2020年に生まれた人の数が約84万人なので、どれだけ多かったか想像できるだろう。現在とは教育や情報環境が大きく異なるので単純に比較することはできないが、ある種強烈な競争の中から一掴みの栄冠を勝ち取った「花の72年組」と言えるのではないだろうか。
僕は田舎町に暮らす平凡な一般人だが、同じく72年に生まれた一人として誇りに思いたい。