そして下僕は途方に暮れる

感じるな、考えろ。

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に想うこと

カムカムエヴリバディの公式画像

NHK公式サイトより

ひよっこ」以来の朝ドラファンである。
1話15分とちょうど良い尺。それでいて6か月という期間で山あり谷ありのストーリーを毎回楽しませてもらっている。ベタな展開とわかっていても、1話でも見のがすと”置いていかれる感”が強いので、そのためだけにNHKプラス(見逃し配信アプリ)をインストールしたほどだ。

カムカムエヴリバディのあらすじ

今期の朝ドラはカムカムエヴリバディだ。
簡単にあらすじを説明すると、昭和・平成・令和と3つの時代を歩んできた祖母・母・娘の3世代を描く100年のファミリーストーリー。 第1代ヒロイン(安子)が上白石萌音、第2代ヒロイン(るい)を深津絵里、第3代ヒロインは川栄李が演じる。1代目の安子は岡山の和菓子屋の娘という設定だったが、2代目のるいは18歳まで岡山で育った後大阪に出てきて、結婚後京都に移り住み夫(オダギリジョー)と一緒に回転焼き屋を営んでいる。(この記事を書いている段階ではここまで)

1代目のヒロイン上白石萌音といえば、先日の高校サッカー選手権の応援ソング「懐かしい未来」を国立競技場でライブ披露し、個人的には久しぶりに心が震えた。

seto-wonton.hatenablog.com

とてもいい歌なので、高校サッカー選手権のオフィシャルソングにして欲しいくらいだ。ぜひ多くの人に聴いてほしいと思う。

ヒロイン3人は損した気分

前述の通り、カムカムエヴリバディには3人のヒロインが登場する。気になるのは、このことを演じる方々がどう感じていらっしゃるかということだ。朝ドラヒロインといえば非常に名誉なこと(のはず)。最近でいえば清原果耶、杉咲花、少し古いところでは石原さとみ松嶋菜々子なども朝ドラヒロイン出身だ。放送終了後の活躍度合いは波があるが、NHK系の番組にはよく出ていて、一生食いっぱぐれがないイメージ(個人の感想)だ。カムカムは祖母・娘・孫という3世代ものなので同時に3人が出てくることはないが、何となくバリューが1/3になった感じがするのは僕だけだろうか。

有村架純なら「朝ドラ『ひよっこ』のヒロインの有村架純」だが、深津絵里の場合は「朝ドラ『カムカムエヴリバディ』のヒロインのひとり深津絵里」ということになりはしないだろうか。また「あまちゃん」といえば能年玲奈をイメージするだろうが、カムカムの場合は3人のうちの誰か、あるいは3人が思い浮かぶだろう。何だか損した気分だ。

余談だが

ちなみに2004年の朝ドラ「天花」では藤澤恵麻がヒロインを務めていたことはご存知だろうか。失礼ながら僕はこの人のことをよく知らない。少し古い作品ということもあるだろうが、天花のひとつ前は「てるてる家族」でヒロインは石原さとみだ。多分こちらは大多数の人が知っているだろう。

朝ドラヒロインとはいえ将来が約束されたものではない。放送終了後の活躍には波がある。